最も弱い環があるからグレードが伸びない

最も弱い環とは、鎖言うと一番弱い輪の部分を言い、どんなに強固な鎖でも一部が腐食していると切れてしまいます。
あらゆるクライミング能力の中で、貧弱部分があると、それが原因で完登することができません。
たとえば、カチが得意なクライマーでピンチが非常に苦手な場合、たった1つの悪いピンチホールドがあるだけで、完登できないのです。

もっとも弱い環は、伸びしろが長く急速に成長する

クライミングは高グレードほど成長に経験値が必要です。
低グレードな部分ほど、少ない練習量で補強できるので、伸びしろがほとんどない部分を鍛えるより、効率的に総合力を養えます。

不得意な課題克服が得意な部分にもつながる

弱点が分かりやすい、レーダーチャートで見るクライミング能力

クライマーは好きな(得意な)壁やホールドを好むため、どうしても能力に偏りが顕著に出ます。
能力に偏りがでると、課題によって発揮できる能力にバラつきがでますし、総合的なクライミング能力が低くなってしまいます。
一度自分のクライミング能力を客観的に数値化することで、取り組むべきことが見えてくるかもしれません。

形状で分類するバランス能力を欠いたクライマー例

オーバーハングの課題を中心に練習しているクライマー例。 最も弱い環は、スラブ、クラック。弱い環を鍛えることで、その他関連領域もレベルアップ可能性がある。

ホールド種で分類するフェイスが得意なクライマー例

カチが得意なクライマーは、どうしても得意分野がフェイスになりがち。
不得意な弱点を克服することは、クライミングの幅を広げ、さらに得意分野の伸びしろさえ伸ばす力がある。

こうして、客観的に見ることで自分の弱点が明確になり、取り組むべき課題も見えやすくなる。

割り切って最も弱い環を無視した登り方

最も弱い環は、どうしても一番早く壊れてしまいます。 ここで、発想を変えて、弱い環を使うムーブが出てきた場合、強い環を使ってクリアしてしまうこともできます。
例えば、ロック出来ない部分をランジでクリアしたり、ピンチが駄目でもラップでもったりと最も弱い環を使いません。
クライミングは完登できればいいので、最も弱い環を使わないようにするのも一つの手ではありますが、課題によってはそれが難しい場合もあるので、やはり最も弱い環は、意識して改善したほうがよいでしょう。

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hidehaya inoue

Rockmo編集長、製作者でアルパイン、リード、ボルダリング、登山と何でもする二児のクライマー。
前職は好日山荘で、JAPAN MENSA会員。MENSA特有の視点でクライミングを捉え、WEBからクライミング業界を盛り上げようとしている人。

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