フリクションでクライミングが激変するかも

クライミングをしているとフリクションと色んな場所で聞きますが、そもそもフリクションとは何なのか?
フリクションは摩擦力と言い換えるとわかりやすく、フリクションが良い=指とホールドが強烈な摩擦でくっついているということになります。
フリクションが良い短い時間を狙って外岩に出かけるクライマーも多く、それほどにフリクションはクライミングで重要なのです。

フリクション感は人それぞれ

フリクションの良し悪しは状態(保持環境)なので、そもそも鍛えることができません。
フリクションは、皮膚とホールドの設置面積や使っているチョーク、体質(手汗量)などに大きく左右されます。
冬がクライミングのシーズンなのは、フリクションが最大限に発揮される季節だからです。

手汗量が凄いクライマーもいますし…

チョークは手汗が出てからの対策

クライマーならお馴染みのチョークは、事後の対策です。
人間なら手汗は必ず出ますので、チョークは一通り色んなメーカーのものを使って、自分に最適な商品を探すべきです。

少しでもフリクションを高めたいなら、液体チョークも併用する

人より手汗が多いと感じる人は、液体チョークがお勧めです。
指紋のきめ細かな凹凸にもチョークが入り込むため、手に付着するチョーク総量は劇的に増えます。
チョークについてこだわりたい人は、以下記事もお勧めです。

手に馴染むチョークでグレードアップしよう!

チョークにこだわっても駄目なら、手汗が出る前に対策

チョークが事後の対策なら、そもそも手汗が出ないようにする事前対策もあるはずです。
しかしこれについては、ほとんどのクライマーが実施していません。
手汗に困っているクライマーならフリクションを上げるためにやってみる価値があるのです。

手汗を押さえる生理機能を断つことについて

汗をかくことは、人間の生理機能を維持するために必要なことで、それを押さえることは生物的には適切な行為ではありません。
しかし、手のひらの汗を一時的に止めたとしても、大きな発汗作用を損なうことにつながらない(※)ので、それほど心配することではないでしょう。
※手のひらの表面積は、それほど大きくないため。

古来からの制汗剤の「ミョウバン水」

ミョウバンは食品添加物などに使われる人体には無害な食品です。
ミョウバン水は収れん・殺菌作用があり、安全な制汗剤として古来から利用されてきました。
コストパフォーマンスも非常に良いので、手汗で悩むクライマーにはお勧めです。

ミョウバン水の作り方

ミョウバン水は簡単に作ることができます。

必要なもの

  • 焼ミョウバン
  • 水道水(精製水は保存期間が短いので不向き)
  • プッシュボトル
  • ボール(ミョウバンと水を混ぜる)

ミョウバン水の作り方

  1. 水100mlに対して2~3g程度の焼ミョウバンをボールなどに入れて、ぬるま湯で溶かします。
  2. 溶かした水溶液を一晩おきます。
  3. 一晩おいた水溶液をプッシュボトルなどに入れれば完成。
※混ぜても溶けなかったミョウバンは沈殿していますが、プッシュボトルに移す必要はありません。
※お肌の弱い人は、かゆみなどが出る場合もありますので、濃度を薄めて様子を見ながら試したほうがよいです。

ミョウバン水の使い方

  1. クライミング前に手全体が濡れるように吹き付けます。
  2. 吹き付けたミョウバン水を自然乾燥させて準備完了。
  3. 効果が薄れてきたら再度ミョウバン水を吹き付けます。

本格的な制汗剤でフリクションUP

制汗剤として使われるミョウバン水は、世界最古のデオドラント剤としても有名ですが、効果の度合は各個人によります。
より強力な手汗対策を望むクライマーは本格的な制汗剤もお勧めです。

汗腺をコーティングするゲームラボグリップ

元々はゲームのコントローラーのグリップ力をアップされるために、作られたものですが、ボルダリングのフリクションも大幅に向上させます。
ゲームラボグリップはチョークのように水分は奪うのではなくコーティングによって閉じ込めて汗腺を防ぎ、さらに塗布面に強力なグリップ力を与えることでボルダリングをより快適かつ簡単に楽しむことが出来ます。

ジェルタイプ飛散なし+安心素材

粉が飛ぶ心配やホールドを汚す心配がなく、チョークのように何度も付け直す手間は一切不要で手荒れ原因となる炭酸マグネシウムやロジン(松ヤニ)を不使用の為、小さなお子様にも安心して使用できます。

画像参考:Makuake

クライミングの手汗対策のまとめ

クライミングののフリクションは、以下項目を実践するしかありません。
3項以外は、意識しているクライマーが多いですが、手汗クライマーにとって制汗することは非常に重要です。

  1. ホールドの不純物の除去(ブラッシング)
  2. ホールドとの接地面積(持ち方)
  3. 事前の手汗対策(制汗剤)
  4. 事後の手汗対策(チョーク)
  5. フリクションが高まる時間にトライする(湿度、天気、季節)

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Rockmo編集長、製作者で幼少から登山に取り組み、アルパイン、リード、ボルダリング、登山と何でもする二児のクライマー。
元登山用品店「好日山荘」のJAPAN MENSA会員。MENSA特有の視点でクライミングを捉え、WEBからクライミング業界を盛り上げようとしている人。

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