ジムに行けない人にお勧めのプライベートウォール

人生はそれなりに長いかもしれないけれど、グレード更新が目標のひとつだとすると、登れるときに登っておくのがベスト。
ジムが遠くて通えない…仕事が終わったらジムが閉まってる(悲)…子育てでそれどころじゃない…という人には、救いのプライベートウォールになるはず。

50代から急速に衰える筋肉

あれやこれやと、忙しい日々を過ごしていると、年をどんどん取っていく。
クライミングは、フィジカルだけで登るものではないけれど、ボルダリングはフィジカル要素が高いので、寿命はそう長くない。

以下グラフのように、筋肉は使わないと、どんどん無くなっていくし、加齢によって衰える。
クライミングができない環境なら、思い切ってプライベートウォールを作ってみる価値はある。

参考:日本老年医学2010

プライベートウォールを作るための壁

プライベートウォールを作ると言っても、簡単に決断できるはずもなく、お金と労力はかかるし、周りの理解も必要になる。

  1. 家族の了承問題
  2. どうやって設置するか問題
  3. お金問題
  4. どこに設置するか問題
  5. 本当に必要か問題

家族の了承問題

まず、ここをクリアしなければ、作ることが難しい。(強行すると悲惨な結果に…)
独り身ならこの項目は、飛ばそう。

奥方に
・部屋が一つ潰れます。
・これぐらいお金がかかります。
で納得してもらえるか…

・ジム代が浮く(何年でペイできるかは、言わないほうが良い(笑))
・子供も楽しめるし、教育に良い。
・老化防止

など理由をつけて納得してもらうしかない。

どうやって設置するか問題

プライベートウォールの設置方法は、何通りかあり
・ウォールキットを購入する
・工務店や専門業者に施工してもらう(骨組み依頼、パネル別購入)
・自分で全部作る(骨組み、パネル)
などがある。

ウォールキットを購入する

お手軽度:★★★★★
低価格度:★★★★★
自由設計:★☆☆☆☆

これが価格、設置方法において一番難易度が低く、お勧め。
私も最初のプライベートウォールは、ホームボルダー13aというウォールキットだった。
ウォールキットは自立式なので部屋の壁を傷つけることなく、設置できるので賃貸物件でお勧め。

ウォールキット一覧

  1. ホームボルダー13a
    幅1.8×高さ2.2m。実に20年にわたり販売されている国産プライベートウォールの定番。110~130度に角度調節が可能。(HOTCHHOLD社
  2. Loco city
    縦210cm×横180cm×厚1.5cm。角度調整可能で88個のホールド設置可能数な、自立ウォールキット。( LOCO CITY
  3. ロックステーション1
    幅1.8×高さ1.8m。ベーシックモデル。高さに制限がある場所での使用を想定。高さがない分、安定感が高い。(東商アソシエート社
  4. ロックステーション2
    幅1.8×高さ2.7m。プライベートウォールの最高峰。枠は鉄骨で頑強な造り。さらに角度が110度で固定されており、安定感がある。ビギナーから上級者まで対応。(東商アソシエート社
自立式ウォール ホームボルダー13a(賃貸物件、6畳間)

工務店や専門業者に施工してもらう(骨組み、パネル別購入)

お手軽度:★★★☆☆
低価格度:★☆☆☆☆
自由設計:★★★★★

施工は業者に、パネルは自分で仕入れる方法。
施工は工務店から専門業者まで様々で、簡単な設計書を自分で書いて、見積もりを取る。

パネル、施工費用について

パネル費用

パネル(1820×910×15~18mm、ボルト打ち込み済)は仕入れる枚数にもよるが、1枚当たり15,000~20,000円が相場。
塗装込みだと値段は、5,000円程度上がる。
私は、日本で初めてクライミングジムを創設したOCS社から、B級品のサンド加工パネル14枚を200,000円程度で購入。(自作のOCSホールドも貰った)

パネル販売業者一例
  1. HOTCH HOLD
  2. 東商アソシエート
  3. ホールド屋
  4. OCS
  5. インスティンク
途中から傾斜あり、ロフト(4畳)内部天井含め全てパネル
施工費用

施工費用は、施工形状によって大きく異なり、傾斜がある壁、立体的な壁ともなると費用は高い。
私の場合は、ハウスメーカーにくっついている工務店に依頼して正面壁(垂直+傾斜)、ロフト部分(天井含め全面パネル)、パネル14枚施工で200,000円程度。

施工業者一例
  1. HOTCH HOLD
  2. 東商アソシエート
  3. ピラミッドジャパン
  4. OCS
施工業者は、地元の工務店など探せば、沢山あるかと。

自分で全部作る(骨組み、パネル)

お手軽度:★☆☆☆☆
低価格度:★★★☆☆
自由設計:★★★☆☆

パネル製作から、骨組みまで全て自作。
費用は押さえられる分、時間がかかる。工具は、全部自分で用意しなければならないため、仕事が大工関係の人以外は、大変な作業で不器用な人の場合、結局高くつく場合もある。
施工に関しては素人であるので、複雑で立体的な作りなどは難しい。

パネル作成について

パネル(1820×910×15~18mm)は、ホームセンターで購入可能。
15mmと18mmの厚みで若干差が出るが、一枚当たり、3,000~5,000円程度。
爪ナットは一つ20円程度でパネルに対して、36個使用したとして、720円。

パネル1枚当たり4,000~6,000円程度で作成可能と安い。
購入すると15,000円程度はするので、10,000円/1枚とお得だけど、作るのはかなり大変。

合板参考価格:ASAHI
※送料含めると、地元のホームセンターが一番かと。

施工について

クライミングウォールの下地(骨組み)は、オール木材か木材+単管で作る方法がある。
木材の場合は、2×4材を利用している人が多い模様。

施工例
  1. 自宅クライミングウォールの作り方
  2. プライベートウォール(クライミングウォール)の作り方(自作)
  3. コンプレックスおじさん日記
  4. モモカンのブログ
  5. 山攀歩滑

お金問題、実際どれくらいかかるのか?

全額=プライベートウォールを作る費用+ホールド費用+マット費用。
以外と、ウォール以外のその他経費がかかる。

プライベートウォール費用

  • ウォールキット(1.8×1.8m程度)
    60,000~300,000円程度。
  • 業者施工依頼(骨組み、パネル別購入)パネル10枚程度
    400,000円~
  • 自分で全部作る(骨組み、パネル)パネル10枚程度+道具代
    150,000円~

ホールド費用

クライミングウォールより高くつく可能性を秘めたダークホース的存在。
大小によってかなりバラツキがあり、ガバ・スローパーは高くて、カチは安い。
初めは、50個以上のセットを買ったほうがお得。
40,000~70,000円程度/50個

ヤフオクやメルカリで中古を探しても良いが、中古なので、どんな使われ方をしていたかわからない。
※地面への落下などによる内部破損の可能性。

ホールド以外のハリボテも販売している

マット費用

外岩で使うクライミング用のマットでも横幅180㎝以上のものが好ましい。
mountain daxのゴレイロトリプル2(180×90×10)なら35,000円程度。

ヤフオク、メルカリの中古品ならもっと安く手に入る。
あまりお勧めしないが、ベットのマットレスなら同サイズ程度で5,000円程度で販売されている。

2M程度の高さなら10㎝マットで何の問題もないけど、3M超えてくると10cmマットでは若干怖い。
私は、サブマット2枚含め、計5枚使っている。

どこに設置するのか問題

ほとんどの人が室内をイメージするが、それ以外もある。

本当に必要か問題

プライベートウォールは、いつでも登れるメリットはあるけど、そこまで必要なのか?よく考えたほうがよい。
作れる余裕があって、生涯スポーツとして取り組んでいる人ならお勧め。
クライミング歴が1年未満のクライマーは少し考えたほうがよい。
クライミング自体に飽きて巨大なガラクタになる可能性を秘めている。

トレーニング器具で十分なのかもしれない

プライベートウォールを作る前に、簡単なトレーニング器具で最初は試してみたほうが良い。
クライミングジムで知り合いとセッションが楽しいというクライマーも多く、クライミング愛好家だとしても独りで登るかは別問題。
夜中に独りでクライミングをすることは、かなりストイックで変人の域な気がする。

トレーニングのアイテムは外に持ち運べるものから、家に設置して指懸垂するものなど、沢山あるのでそれから始めるのが良いと思う。

トレーニンググッズで強くなろう!

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Rockmo編集長、製作者で幼少から登山に取り組み、アルパイン、リード、ボルダリング、登山と何でもする二児のクライマー。
元登山用品店「好日山荘」のJAPAN MENSA会員。MENSA特有の視点でクライミングを捉え、WEBからクライミング業界を盛り上げようとしている人。

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