応援の言葉はガンバ…

数あるクライミングワードで何となくわかるものもあれば、全くわからないものもあり、その他クライマーから聞こえる言葉は大体が意味不明です。
初心者クライマーが知っておいたほうが良いキーワードを35個選んでみました。

応援の言葉

ガンバとナイスで成り立っています。

01 ガンバ!

頑張れ!の略。 ガンバ、ガンバ、ガンバ!とひたすらエールを送られると逆に妙な気分になり、完登が難しくなっていくこともある。
ガンバが禁止のジムもある。

02 ナイス

取れないと思われたホールドが取れた時にでる言葉。
ガンバ→ナイス→ガンバ→ナイスと続き、これだけで応援が成り立つ有り得ないスポーツのクライミング。

基本用語

03 アップ

準備運動にあたる課題をすること。
アップするわーと言い、体が温まる前に難しい課題にトライするクライマーが多く、怪我の温床となっている。
上級クライマーともなると、アップ一本目で本日の調子がすぐわかってしまう。

04 クールダウン

一日の終わりに、簡単なルートや課題に取り組むことで、溜まった乳酸を拡散させ次の日に備える、地味だけど大事なワーク。
疲れた日はクールダウンだけ取り組んで、次の日に備えることができる便利な技。

05 パンプ

上腕部に乳酸が溜まりまくって筋肉がカチンコチンに固まっている状態。
全く力が入らず、すごく簡単な課題もできなくなってしまう現象。
パンプという名前の有名なジムもある。

06 グレード

課題の難易度のこと。 自分のグレードから大きくかけ離れた課題は、大体スタートすらできない。
初級クライマーは面白いほどグレード更新できるが、上級クライマーは数年グレード更新できないケースも多い。
グレード更新した日はずっと幸せな気持ちになれる。

07 パキる

主に指の関節を痛めた時に、パキったという。 痛めた時の音がパキっとなるからそう呼ばれるが、そうそう聞けるものではない。

08 オブザベ

壁の前で空中で手を動かしている人がやっているのがオブザベ。
どうやって登るかムーブを選定し、イメージすること。
悲しくもオブザベではいけても、実際取り付くと全然いけない不思議な現象が多々起きてしまう。

09 レスト

登攀中に休憩すること。
レストポイントがない!というのは、休憩できる場所がルート上にないことを指す。
レストのように見えて、徐々に消費しているクライマーは意外と多い。

10 セッション

実力が近いもの同士で一つの課題に取り組むこと。
たまに自分の順番が飛ばされて切ない思いになる。
モラル無きセッションは、ジム初心者が引いてしまうため気を付けたい。

11 チョークアップ

手汗でヌルヌル状態になったときや休憩ついでに、手にチョークを付ける行為のこと。
たまにチョークバックになかなか手が入らず、格好悪い状態になる。

12 核心

課題の中で、一番難しい部分。
ジムでは盛り上がる核心と盛り下がる核心がある…

完登

取り付きから一度もフォールなしにゴールすること。
間違ったホールドを使ったり、地面に足が擦ったりする?な完登もよく見られる。

14 甘い/辛い

付けられているグレードとはかけ離れた難易度のルート。
自分とかけ離れた課題のグレーディングは非常に難しくなってくる。
(5段クライマーが5級の課題を作るなど)

15 ホールド

手や足をかけて登る突起部分。
クライミングジムだとカラフルな色である。
外岩の人気ルートのホールドは、チョークで真っ白になっている。

壁の種類

16 スラブ

明確な決まりはありませんが、だいたい80度周辺ぐらいまでの壁の総称。
スラブは初心者向きというイメージが強いが、外岩のスラブは恐怖核心が付きまとう。

17 フェイス

別名、垂壁という90度の壁。
初心者がまず登る壁であり、地味な課題が多い。

18 被り

100~130度ぐらいまでの壁を「被っている壁」と呼ぶ。
全ての壁の中で一番人気が出やすい壁。

19 オーバーハング

明確な決まりはないが、135度~160度ぐらいまでの壁をオーバーハングと言う。
ホールドも大きく、ムーブも派手になるのでジムでは人気がある壁。
外岩では、逆にあまり人気が出ない。(特にリードクライミング)

20 ルーフ

天井をつたうルートをルーフという。
本来は屋根という意味なのに…クライミング七不思議。

動きのこと

21 ムーブ

クライマーが繰り出す動きのことを総じてムーブと言う。
クライマーが壁で動いたら全てムーブと言っても良いぐらい曖昧で抽象的な言葉。

22 ランジ

勢いを付けて自らを蹴り上げ飛んでいく様を言う。
行先のホールドが比較的大きくないと難しいムーブ。
若い女子がジムに来店すると、ランジする人が多くなるらしい。

23 トウフック

足の甲を使って体のバランスをとるムーブ。
上手く決まると、体重すら足の甲に預けることができるムーブで、よく「テクい!」などと歓声が上がる。

24 ヒールキック

足のかかとをホールドにかけて乗り込むムーブ。
比較的、初級クライマーでも実戦に持ち込める省エネムーブの代表格。

25 キョン

片足の膝を内側に入れて登るムーブ。リーチが伸びる+壁に近づいて剥がれにくくなる利点がある。
膝の故障につながるケースがあるので、無理な体勢ではしないほうが良い。

26 クロスムーブ

手がクロスするムーブで、後処理を上手くしないとおつり(反動)が酷いムーブ。
クロスさせる手は、上から出すか下から出すかでリーチがかなり変わってしまう。

27 正対

壁に対して、真正面向かい合って登る体勢(ムーブ?)のこと。
ジムではあまりしないムーブだけど、外岩の特にフェイスのほとんどは正対で登ることになる。

ホールド

30 ガバ

ガバっとつかめる安心感があるホールド。
低グレードの課題のスタートとゴールは大体ガバになっている。

31 カチ

平べったい薄いホールド。
図のように持つことをカチ持ちといい、よく引っかかるが、怪我しやすい持ち方なのでオープンハンドで持ったほうが良いケースが多い。
どんなホールドでも図のような持ち方をするクライマーをカチラーというが、指が壊れそうで見てて怖い。(指への負担極大)

32 ポッケ

指が1~2本程度入る穴のこと。
穴が深いポッケは指を痛めやすいので、初心者は突っ込まないほうがよい。
超上級者ともなると一本指で懸垂もできるぐらい指も強くなるが、そんなクライマーはほとんどいない。

33 ピンチ

親指とその他の指で抑え込むホールド。
被った壁だとかなり厳しいホールド。

34 スローパー

てのひら全体の摩擦で抑え込む持ち方。
フェイスだとバランシーな課題になることが多い。

35 ハリボテ

壁に取り付けられた三角形の突起物。
ハリボテ自体はツルツルでかなり悪いホールド。
特にフットスタンスのハリボテは恐怖感が高く、リードの場合は最悪な状態に。
ハリボテだけで作られた課題なども近年増えている。

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Rockmo編集長、製作者で幼少から登山に取り組み、アルパイン、リード、ボルダリング、登山と何でもする二児のクライマー。
元登山用品店「好日山荘」のJAPAN MENSA会員。MENSA特有の視点でクライミングを捉え、WEBからクライミング業界を盛り上げようとしている人。

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